日米両政府は24、25の両日、在日米軍再編に関する外務・防衛審議官級協議を東京で開く。
焦点の普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題では、これまでに日本側が同県名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部への移設を提案したのに対し、
米側は辺野古沖の埋め立て計画縮小案を主張。ただ、日本政府内で辺野古沖縮小案の受け入れに前向きな外務省と沿岸案を譲らない防衛庁との対立も表面化している。
協議が平行線となった場合、今月中の合意を目指してきた中間報告が先送りされる可能性も出ている。
普天間飛行場の移設先をめぐっては、東京での前回協議(12、13日)で日本側がシュワブ沿岸部の兵舎地区に1500メートル規模の代替空港を造る案を正式に提示。
その後、政府は調査チームを現地に派遣し、兵舎地区から北東側の海に空港施設の一部がはみ出す案など複数案をまとめた。海上部分は埋め立てか桟橋方式による建設が検討されている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051024-00000017-mai-pol