カシミールの開放用意、パキスタン大統領が言明
【イスラマバード=平本秀樹】パキスタンのムシャラフ大統領は18日、8日発生の大地震の被害が大きかった同国
側カシミール地方の中心都市ムザファラバードで、「親族に会ったり、復興に協力するために、どれだけ多くの人が
(インド側から)実効支配線(事実上の国境線)を越えてやって来ても構わない」と言明。
実効支配線を開放する用意があることを明らかにした。
開放の詳細は不明だが、インド軍を除外し民間人の往来のみを対象にしたものとみられる。
一方、インド外務省のスポークスマンは同日、この提案を歓迎するとの声明を出した。
印パ両国に分断されたカシミール地方で、両国カシミール地方住民の自由な直接往来が実現すれば、問題解決に
向けた大きな進展となりそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051018-00000117-yom-int