無関係の男性をテロ組織アルカイダの支援者と報道 共同通信と日テレ
国際テロ組織アルカイダの支援者の疑いがあると実名で報じられ被害を受けたとして、
バングラデシュ国籍で埼玉県戸田市在住のイスラム・モハメッド・ヒムさん(35)らが5日、
報道した共同通信と日本テレビにそれぞれ1100万円の慰謝料などを求める訴訟を東京地裁に起こした。
原告はほかに、ヒムさんが社長を務める同市の国際電話用プリペイドカード販売会社。
訴えによると、ヒムさんは昨年、電磁的公正証書原本不実記録などの容疑で逮捕され、
出入国管理法違反で罰金30万円の略式命令を受けた。
逮捕を受けて共同通信と日本テレビは、ヒムさんがテロを支援しているかのように実名で報道した。
「アルカイダとは無関係なのに大々的に報じられ、社会的評価が低下し、会社も倒産状態になった」
と主張している。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20051006k0000m040060000c.html