汚物食う中3長男を衰弱死寸前まで虐待、父親に懲役14年判決
大阪府岸和田市の当時中学3年生だった長男(17)を衰弱死寸前まで虐待したとして、殺人未遂罪に問われた
父親のトラック運転手、烏野康信被告(42)の判決公判が3日、大阪地裁堺支部で開かれた。
烏野被告は、公判では殺意の否認に転じて無罪を主張していたが、細井正弘裁判長は懲役14年(求刑・同15年)を言い渡した。
起訴状によると、烏野被告は内妻の川口奈津代被告(40)(同罪で分離公判中)と共謀。
2002年6月ごろから長男を長時間、正座させたうえ、殴ったりけったりするなど暴行を繰り返し、川口被告は長い時には5、6日に1回しか食事を与えなかった。
長男はやせ細り、03年7月ごろには、汚物を口にするなど異常な行動をとり始め、その後、自力での歩行や食事もできない寝たきり状態に陥った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051003-00000101-yom-soci