東京三菱、みずほ、UFJの大手都銀や横浜銀行などの金融機関が、ホームレスの戸籍を使って別人になりすました
詐欺グループに住宅ローンの融資金をだまし取られる事件が相次ぎ、判明しているだけで総額約50億円の被害が
出ていることが13日、警視庁捜査2課の調べで分かった。
捜査2課は、この一部に指定暴力団山口組系組幹部らのグループが関与していることを突き止め、詐欺容疑で
4人を逮捕するとともに、2人の逮捕状を取り、行方を追っている。
同課は、これらの融資金について、暴力団の資金源になっている可能性が高いとみており、事件の全容解明を急ぐ。
すでに逮捕されているのは、東京都千代田区の不動産会社「シエロ・ホーム」の実質的な経営者で、山口組系組幹部の
森内正弘容疑者(46)ら。
調べによると、森内容疑者らは2003年3月、横浜市内の横浜銀行支店に対し、商社幹部の男性になりすまして
住宅ローンを申し込み、約4300万円の融資金をだまし取った疑い。その際、シエロ社から同市栄区の木造2階建て住宅
を購入すると偽っていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050914-00000301-yom-soci