東京・千代田区にあったホテルニュージャパンの横井元社長は、昭和57年に起きた
33人が死亡する火事をめぐって業務上過失致死傷の罪で実刑判決を受け、
7年前に亡くなりましたが、生前に滞納していた住民税はおよそ4億円に上りました。
東京都によりますと、この滞納金について、横井元社長の親族らに納めるよう促していましたが、
徴収できる見通しが立たなかったことから、横井元社長が所有し死後に親族が相続した
目黒区内のボウリング場を都が差し押さえたということです。
東京都はこのボウリング場を去年9月に公売にかけ、 売却して得た3億円を滞納金の一部
として徴収しました。ホテルニュージャパンをめぐっては、法人事業税など100億円余りも
滞納になっているということですが、東京都は、これについては売却できる資産が残っていない
ことなどから徴収は難しいと話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/08/25/d20050825000073.html