米CNNテレビは21日、2003年3月に始まったイラク戦争に向けて、
ブッシュ政権がイラクの大量破壊兵器開発計画の情報を誇張していった過程を
検証した1時間番組を放映、当時現役だった政権高官らが証言した。
イラクで米兵死者数が1800人を超す「泥沼化」でブッシュ大統領の支持率が
降下する中で、番組はイラク戦争の立案過程のずさんさを浮き彫りにしている。
「完全なる間違い−情報メルトダウンの内幕」と題した番組では、
(1)ウラン濃縮用のアルミニウム管購入
(2)アフリカ・ニジェールからの濃縮ウラン購入
(3)生物兵器製造用の移動式車両保有
(4)国際テロ組織アルカイダとの関係−
−などがいいかげんな情報に基づいていたにもかかわらず、政権がイラク攻撃の
根拠とした内幕を中央情報局(CIA)の元高官らが語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050822-00000124-kyodo-int