笠井:なぜ日本の領土なのに韓国の人はあんなに盛り上がっていてそして我々が手が出ない現状
になっているのか
女アナ:はい、ゲストの方に解説を求めたいと思います。竹島問題に詳しい拓殖国際大学国際開
発学部教授の下條正男さんです。おはようございます。
下條:おはようございます、おねがいします。
男アナ:先ず何が揉めているのかと、いうところからちょっとおさらいしておこうかと思うので
すが、新しい島を発見したときに先占権ともいうのですが、(領有権のフリップ?を見ながら)先
ず最初に発見したということが国際的に領有権を認められる条件でもあるのですが、どの文献の
どの島がですね実際にですねあのー竹島にあたるのかと分かりにくい現状でいうと、先に国際的
に所有を表明したという事が国際的には領有が認められる条件になります。
これで言いますとちょっとこちらをご覧いただきましょう。
(このスレに貼られている画像参照・竹島の歴史フリップ)
1905年・明治38年、アシカ猟の関係で日本が竹島を島根県に編入というのが、これが世
界的に認められているアメリカも認めている、えーもっとも古い公なこー竹島の領有権の表明です。
ただ1945年・第二次世界大戦の終戦のその後の混乱に端をほっし(発し?)ます。
1946年・サンフランシスコ講和条約の草案段階の段階で世界大戦で奪った島や領土は全て
返還しなさいといわれている、ですかれそれにしたがって、46年日本は韓国に竹島を正式に返
還しました。一度返還しているんです。これが韓国がわがとこの領土だという主張する最大の要
因です。ただこれはあくまでも草案だったんですね。
実際にサンフランシスコ条約になったときは見てください、世界大戦で奪った領有権は全て還
しなさいよといわれているんですが、大戦のはるか前から日本のものだということで講和条約が
ちゃんとなされたときには、竹島を返還せよという一文が削除されてるんです。
なので1951年に日本は再び領有権を主張したわけなんですが、一度還して(?)もらったも
のを還せるわけがないということで
1952年の1月です。サンフランシスコ講和条約の施行は52年の4月です。ですからその
施行される3ヶ月前に韓国は俗に李承晩(りしょうばん)ラインといわれる独自の国境ラインを設
定しました。そして軍隊を送り込んで事実上占領という。これ以来、事実上韓国の占領状態が続
いているわけなんですね。
その2年後日本は国際司法裁判所に、まぁ第三者の判断を求めましょうよと言ったのですが、
韓国は裁判だと行かないとゆうふうに言って拒否しているところが現状、棚上げじょうたいが続
いているということなんです。
笠井:下條さん、国際的に見ても竹島は日本の領土であると認められているんですよね。
下條:そうですね。まあアメリカが認めていますね。
笠井:そういうなかにあって韓国はなぜ国民をあげて、あのようにドクト(獨島)は私の物だと主
張して止まないのかと
下條:まあ一番大きな問題は、竹島問題に限らず日韓の間では対話がまったくないということで
うね、韓国側がこうだ!と先ほどのVTRでもお分かりのように、自分のものだと決め付けてかか
っているんですね。そしてそれにあのー、それを実証するための資料を付けて行くという、そう
いうまぁあのー事がすっと続いているんですね。それに対して日本側がほとんど反論しないと・
・・そういう言う状態が続いて・・・
笠井:非常にこう映像を見てても○○さん(女コメンテーター)、不自然な状況ですよね。
女コメンテーター:あのぅ、サンフランシスコ講和条約の草案で還しましょうって・・・草案ですよね?
下條:まぁ草案は還しましょうというより連合国側が勝手に決めたものであって日本側が抗議し
てですね、最終案で竹島が日本領になったということです。
女コメンテーター:還しましょうってちょっと違う・・日本が還そうとしたわけじゃないん・・・
男コメンテーター:あのとき大体、韓国は(竹島は)日本(領)ですから、それを間違えてしまうとおかし
な話になっちゃう、だからそこは誤解があったわけです。
笠井:結局これだけこじれているならば、第三者的な国際機関に認めてもらって、はっきり主張
すればいいのにと気がするのですが。
下條:まぁあの第三機関というと国際司法裁判所しかないんですけど、この場合両国、当事者国
で同意をしないと提訴・付託できないんですね。
笠井:どうしてもそのような事から、えーどうにもならない状況が続いているんですよね
女コメンテーター:ええでも、韓国がね本当にここの竹島がそうだと思うなら堂々と国際司法裁判所で
受けて立てばいいと思うのに、いや絶対それは行かないと言っているのを聞くと、ああやっぱり
行けばね、いやそれはあなた方の主張は認めないと言われるからかなぁって私なんか疑っちゃうよ。
下條:(苦笑)、それと韓国の人は信じきっているですね。だから話し合い・・そうですね。
男コメンテーター:あのドク、ドクトウという形でねやってる韓国人にとってもナショナリズムのシン
ボルになっているんですね。でもねこれはある意味、無難なシンボルなんですよ。つまり日本の
国益に本当にかかわるような、ここを譲ったらば日本も死に者震いで反撃しなくてはいけないよ
うなものではない。そうしたものだとですね、えーまあ主張しづらいですね。あと日本人という
のは領土とか国境とか民族とか言語とか歴史とか一対だとあたりまえのように思っているんです
けど、普通の国は違うわけです。韓国にとっては北朝鮮との統一問題はもちろんのこと、しかし
最大の国境問題は中国との間にあるわけなんですよ・・・あっちょ・・・話長くなっちゃいまし
たね。また
(CM)で終わり