「すべてのいのちを大切に 平和の壁に花一輪を」をテーマに、
第五十三回平和美術展が三十日、東京・上野公園の東京都美術館で始まりました(八月十一日まで)。
主催は美術家平和会議。
二百五十四人が五百四十二点を出品。油絵、日本画、版画、水彩、パステル、デッサン、
きり絵、写真、書、彫刻、いけ花など、分野や題材も多彩な作品が会場を埋めました。
被爆・終戦六十周年にあたる今年、原爆ドームや松代大本営などを題材にした作品も目立ちました。
「現場に行って、自分の目で見て描いた作品」(安和子代表委員)。
平和への思いをどう表現するか、作者それぞれの模索が反映されています。
一般八百円。八月六日には、午後二時から地下三階の彫塑室で、
作者が作品にこめた思いなどを語る「ギャラリートーク」も開催されます。
今年は油絵、彫刻、水彩、写真、生け花などの分野から六人が話します。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-07-31/2005073114_03_2.html