近畿財務局の国有地売却をめぐる汚職事件で、加重収賄罪に問われた元同局上席国有財産監査官、
秋元剛被告(47)に対する判決公判が二十五日、大阪地裁であった。
中川博之裁判長は「多額の借金の返済に窮した末の利欲的な犯行で、公務員の職務の公正さを害した刑事責任は重い」
としながらも「反省しており、社会的制裁を受けている」として、懲役一年六月、執行猶予三年、
追徴金六十万円(求刑・懲役一年六月、追徴金六十万円)を言い渡した。
判決によると、秋元被告は神戸財務事務所主任国有財産管理官だった平成十四年六月、兵庫県西宮市にある
国有地四件の最低売却価格を教えた謝礼などとして、不動産業者(67)=贈賄罪で懲役一年、執行猶予三年の有罪=
から現金六十万円を受け取った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050725-00000033-san-soci