土地買収へ方針転換、自力解決目指す 宇治・ウトロ町内会
土地買収へ方針転換、自力解決目指す 宇治・ウトロ町内会
在日コリアンが住む京都府宇治市伊勢田町のウトロ町内会は22日までに、
立ち退きを求められている土地を買い取る方針を決めた。行政に土地買い
取りなどを求めてきた従来の方針を転換、自力での土地問題解決を目指す。
26日に開く住民集会で負担できる額を確定する。
ウトロ地区の土地約2万1000平方メートルをめぐる訴訟は、2000年に最
高裁で住民の敗訴が確定。所有者の西日本殖産が土地立ち退きを求めていた。
土地の所有権は昨年1月、大阪市内の個人名義となっている。
町内会関係者によると、現在の所有者側が今春、5億5000万円での買い取り
を提案した。これを受け、町内会は土地を買い取る方針を決定した。現在、建物の
利用状況や経済力など世帯ごとに負担できる額の算定を進めており、26日の
住民集会で町内会として負担できる総額を確定する。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005072200095&genre=C4&area=K20