去年秋に行われた警察署の建て替え工事で、アスベストを含む建材が使われていたのに、大阪府が、
安全確認をせずに、解体工事を発注していたことが分かりました。
去年秋に解体された大阪府警堺南署の署長公舎1階の天井部分には、アスベストを含む可能性のある
「ひる石」が吹き付けられていました。アスベストの含有率が1パーセントを超える場合、法律で、
アスベストの飛散を防ぐ義務が定められていますが、府の担当者は必要な対策を取っていませんでした。
府は、工事中に建物の図面を情報公開請求で入手したアスベスト患者の支援団体が指摘するまで、
アスベストが含まれている可能性を認識していませんでした。残っていた「ひる石」のかけらを分析したところ、
アスベストの含有率は1パーセント以下だったということで、府は、健康への影響はないと見ていますが、
認識不足を認め、周辺の健康調査の実施を検討したいと話しています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050713-00000007-abc-l27