世田谷区一家殺害 犯人特定か
東京都世田谷区の一家4人が00年12月30日に殺害された事件で、
18日発売の月刊誌「新潮45」(新潮社)が、
ソウル在住の韓国人男性(33)の指紋と事件現場に残された
実行犯の指紋が合致したとの記事を掲載する。
犯人の指紋という決定的証拠がありながら事件の捜査は難航。
2年以上が経過し、事件の風化が指摘される中、
報道をもとに捜査が急展開する可能性もある。
韓国内で入手されたこの男性の指紋と、
世田谷の指紋とを警察の鑑識OBに照合してもらった結果、
「同一の可能性が高いと言って差し支えない」と判断されたという。
男性は、事件の10日前に来日し、事件翌日に台湾に出国している。
01年11月に韓国国内で同誌のインタビューを受けた後、男性は姿を消したという。
02年秋に台北市内で地元経済人や宗教関係者、政治家と会っていたとの目撃情報があるが、
行方は分かっていない。
http://www.sponichi.co.jp/society/kiji/2003/03/17/05.html