「予防医学への関心が高いアメリカでは、最近牛乳を敬遠する人が増えています。
牛乳が生活習慣病に罹るリスクを伴う食品だということがようやく認識され始めたからです」
こう語るのは、米国アルパート・アインシュタイン医科大学の新谷弘案教授。
米・栄養疫学の第一人者であるハーパード大学のウォルター・ウィレット教授も、
「牛乳など乳製品の多量摂取が前立腺がんの発生に深く関与していることは 多くの調査によって明らか。」
先の新谷教授は胃腸外科の世界的権威。日米合わせ25万人以上もの内視鏡検査を行ってきた。
「アメリカでは、がんのほか潰瘍性大腸炎やクローン病なと難病が増えています。
食歴を調べると小さい頃から牛乳をよく飲んでいる患者が実に多い。
私はまず牛乳や乳製品を一切やめさせ、玄米、海草、魚、 野菜など日本の伝統食に切り替えさせるんです」
週刊文春3月11日号
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