カナダで2人を殺害し、犯行に使ったと思われる血のついた電動ノコギリを所
持した男性が米メイン州の国境を通って米国に入国してしまったことが明らか
になり、入国審査の態勢が問題になっている。
カナダ・ニューブランズウィック州ミント在住のグレゴリー・デプレ容疑者(22)
は4月25日、メイン州の国境の町から米国に入国しようとした際、手製の刀剣、
手おの、ナイフ、ブラスナックル、そして血のようなものがついた電動ノコギリ
を所持していることが見つかった。
国境検問所の入管担当者は、武器類を押収し、デプレ容疑者を事情聴取して
から指紋を採取した後、同容疑者の入国を許可した。
翌26日、デプレ容疑者が後にしたミントの町で、カントリーミュージシャンのフ
レデリック・フルトンさん(74)と内縁の妻のベロニカ・デキャリーさん(70)が自
宅で殺害されているのが見つかった。フルトンさんは頭部を切断されており、頭
は台所のテーブルの下に枕カバーにくるまれて発見された。デキャリーさんは
寝室で刺殺されていた。
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200506080010.html