環境破壊で傷む地球 衛星写真に変化くっきり
【ワシントン3日共同】国連環境計画(UNEP)は5日の世界環境デーを前に、
人口増加とともに過去2、30年に世界各地で急速に進んだ環境破壊の様子を
宇宙からとらえた衛星写真集「一つの惑星、多くの人々」を3日、公表した。
作成には米航空宇宙局(NASA)などが協力した。
森林破壊を特にくっきりととらえたのは南米アルゼンチン、ブラジル、パラグアイの
3カ国にまたがる貴重な熱帯雨林の写真。1973年には豊かな緑だった森林が、
2003年には90%以上が切り開かれて大豆やトウモロコシの畑になり、白っぽく見えている。
パラグアイ側の変化が著しい一方、アルゼンチンにはかなり緑が残っており、
UNEPは「その国の土地利用の進め方が、将来の環境を大きく変える」と解説している。
共同通信社
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