翻訳その1
日本の国粋主義者は好戦的な帝国の「偉大さ」の喪失を嘆く
(東京) 日本は侵略的な植民地、戦争の歴史に対して極めて奇妙な
関係を持っている。日本や近隣諸国に多大な犠牲者をもたらした過去
の傷は、1947年にアメリカによって与えてもらった「永久に」戦争を放棄
した憲法に支えられて、強い平和主義の風潮を住民に生じさせてきた。
しかしながら、別の側面では、、言論の自由に対する民主主義的権利
を利用して、かつての帝国の偉大さや皇軍の英雄的な兵士たちについ
て声高に宣伝している国粋団体もいくつか存在する。今日までこの過激
派たちは、特定の島嶼の主権について争いが起きる度に、中国、ロシア、
韓国の大使館の前に黒いバスで駆けつける。最新の例が、日本によって
竹島と呼ばれている、1905年に朝鮮からもぎ取られ、数十年来再び韓国
の管轄下にある独島である。
翻訳その2
小泉純一郎首相が、論議の余地がある靖国神社の訪問すれば、国粋主
義者、あるいはいくらかの保守的な日本人の感情に答えることになる。と
同時に、軍帝ヒロヒトの軍隊の下で苦しんだ人々の感情を傷つけもする。
というのは、靖国神社には日本人戦没者だけでなく、東京裁判で死刑の
判決を受けた戦争犯罪者までも追悼されているからである。戦争犯罪は
十分存在した。例えば、南京大虐殺、731部隊による人体実験。数千人の
女性が、朝鮮や中国から「慰安婦」として売春のために連れ去られた。
翻訳その3
歴史のアウフアルバイトゥング(負の歴史を清算すること)において、公式の
日本はしばしば、広島や長崎の原爆投下として記憶されている特有の犠牲
の後ろに隠れている。かなりの数の学校用歴史本では、日本の戦争犯罪は
触れられていないか、歪曲されている。例えば、今回再び学校用教科書検
定で認可された扶桑社(大保守新聞「産経」を発行し、最大の民放テレビ局
を持つフジサンケイグループに属する)の本においてそうである。批判的な教
師たちが議論の余地がある著作を使用することは、もちろんない。日本の学
校のわずか1%が、この本の見本を注文しただけである。