クローン牛肉や牛乳は安全 日米が研究、品質もOK
牛の体細胞から作ったクローン牛の肉や牛乳の成分は一般の牛と変わらず、安全性、品質面ともに
問題ないとする研究を、鹿児島県肉用牛改良研究所や米コネティカット大などのグループがまとめ、
米科学アカデミー紀要に11日発表した。
100を超す項目についてクローン牛と一般牛を比較したこれまでで最も詳細な分析で、
クローン牛肉や牛乳の販売解禁を求める畜産業界には追い風となるデータ。だが、
消費者の抵抗感をどこまで減らせるかは未知数だ。
肉については種牛として人気が高い鹿児島の雄の黒毛和牛「神高福」の皮膚細胞から作られたクローン2頭と、
通常の方法で生まれた神高福の孫8頭を同じ環境で飼育し、肉付きや脂肪、タンパク質など肉の品質
の指標になる100項目以上を比べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050412-00000048-kyodo-soci