米国務省、中国の反日デモ批判・日本人保護求める
米国務省当局者は11日、中国各地で広がった反日デモについて
「外国政府の在外公館や施設、人員への暴力はどんな論争があるにせよ、
正当化できない」と語り、日本大使館などへの破壊行為を強く批判した。
中国政府が国内の日本企業や日本人を法に基づき保護するよう求めた。
同当局者は「中国は外交官と外国政府の公館・施設を保護する根本的な責任がある」と指摘。
「中国が日本の外交官や公館、企業拠点、日本人の滞在者を保護するため、
措置を講じるよう促す」と強調した。反日デモの参加者が歴史問題を巡る日本政府の
対応を批判していることに関しては「これらの問題は対話によって解決されるべきだ」と主張。
日中間の話し合いによって対立の解消を目指すべきだとの立場を示した。
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20050412AT2M1200H12042005.html