米、中国製衣料で緊急輸入制限
米商務省は4日、綿ニットシャツなど中国製衣料品の輸入が急増しているとして、
緊急輸入制限(セーフガード)の手続き開始を決定したと発表した。国内市場の被害を
調査した上で結論を出すが、対象製品は今年1−3月期に前年同期に比べ
約4−16倍も輸入が増えており、制限措置が発動される可能性が高い。
世界貿易機関(WTO)による繊維製品の輸入割当制度が今年1月に廃止されたことが、
中国の対米輸出急増の背景にある。同省は「国内の雇用が奪われている」との
メーカー側の訴えを受け、衣料・繊維製品の新たな輸入監視制度導入を発表した
ばかりだった。
http://www.sankei.co.jp/news/050405/kei037.htm