高血圧:単身赴任や独身は危ないんだって 30歳代男性
30歳代の単身赴任や独身の男性は、家族と同居している同じ世代に比べ、高血圧の割合が3.6倍に
上っていることが、中電病院(広島市)の平賀裕之・内科副部長らの調査で分かった。外食中心による
塩分の過剰摂取が原因とみられ、40歳代でも1.5倍に達した。単身生活による生活習慣病の影響が
明確に示されたデータは珍しく、7日から大阪市で行われる日本内科学会で発表される。
また、同時に実施したアンケートによると、単身者は野菜や果物の摂取が少なく、塩分の多い食事で、
運動不足の傾向がみられた。一方、カロリー過多が原因の肥満や糖尿病は、単身と家族同居で差は
ほとんどなかった。
平賀副部長は「単身の30歳代と、家族同居の40歳代の高血圧の割合がほぼ同じ。単身者は早く
生活習慣病が表れやすいので、若いうちから食生活に気をつけてほしい」と話している。
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050404k0000e040094000c.html