地震が起きる可能性が高い活断層と交差している新幹線の山岳トンネルが、
全国に12か所あることが30日わかった。
新潟県中越地震後に新幹線の脱線対策を検討してきた国土交通省と、
新幹線を運行するJR東日本、東海、西日本、九州の4社は同日、
対策の中間とりまとめを行い、山岳トンネルについては今年10月をめどに具体的対策を決めることにした。
各新幹線で活断層と山岳トンネルとの交差が見つかった数は、
東北が2、上越が2、東海道が2、山陽が5、九州が1。「補強は必要ない」と判断されながら、
地震の際、コンクリート内部に深刻な亀裂が入る「せん断破壊」が起きる可能性の強い高架橋の柱が約140本あることも確認された。
(読売新聞) - 3月30日22時38分更新
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