【19型、20型は続落】 PC用液晶パネル、17インチが10カ月ぶりに反発
パソコン用液晶パネルの主力である17インチ型の3月出荷価格交渉が10カ月ぶりに引き上げでほぼ決着した。
上げ幅は1―3%。赤字拡大に危機感を強めた液晶メーカーが他のサイズに生産をシフトし、在庫調整が進展したため。
19インチ型など他のサイズは続落しているが、昨年夏以降、弱基調にあったパネル市況は底入れをうかがう展開になりつつある。
パソコン用液晶パネルの取引価格は韓国や台湾、日本の液晶メーカーの生産拡大を受け、昨年後半に急落した。
なかでも主力の17インチ型は6カ月間で40%以上下落。
液晶メーカーは17インチ型の生産を抑え、パソコン画面の大型化を背景に、採算も比較的良い大型品の生産を拡大した。
http://www.nikkei.co.jp/news/kakaku/20050331d1j3100731.html