500円硬貨6億枚を交換へ、財務省などが偽造防止策
財務省と金融庁、警察庁は10日、偽造が疑われる新500円硬貨が大量に見つかった
事件を受け、500円硬貨の偽造防止策を正式発表した。現金自動預け払い機(ATM)
の硬貨の識別能力の強化やATMでの硬貨の受け入れ枚数を制限することが柱で、
金融機関やATMの製造業者らに同日、必要な対応を要請した。
偽造硬貨と本物の硬貨の識別を容易にするため、2005年度末までに、現在流通している
500円硬貨のうち約6億枚を回収し、新しい硬貨と切り替える対策も施す。
対策は金融機関などが自主的に進める内容が多く、「抜本的な対策としては不十分だ」
(大手銀行)との声も聞かれる。
http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20050310i313.htm