警察庁は、23日の自民党法務部会で、小児性愛者の再犯の実態を明らかにする調査の一つとして、
1982―97年の16年間に警察が摘発した女児(13歳未満)対象の強姦(ごうかん)事件の容疑者
約500人について、現在までの再犯の有無を追跡調査することを明らかにした。
同庁の科学警察研究所では99年、女児対象の強姦事件について、
97年までの16年間に摘発された容疑者524人を対象に、前歴や摘発後の再犯の状況を調査した。
摘発後に社会復帰してから強姦と強制わいせつで摘発された者は全体の13・9%だった。
今回は、当時の調査対象者全員について、強姦や強制わいせつだけでなく、
児童買春や下着盗などに性犯罪の範囲を広げ、その後、再犯を起こした者が増えていないかを中心に調べる。
また、昨年子どもを狙った暴力的性犯罪(強姦、強盗強姦、強制わいせつ、わいせつ目的略取誘拐)で
摘発した容疑者約500人についても、前歴を調査する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050223-00000005-yom-soci