◇ペンギン、雄同士3ペア 独の動物園「温かく見守る」
ドイツ北部にあるブレーマーハーフェンの市営動物園で、飼育しているペンギンに雄同士の
同性ペアが見つかった。
「同性愛の可能性もあるが、とても仲良しなので温かく見守っていく」という。
独紙ターゲス・ツァイトゥングなどによると、ペンギンはフンボルトペンギン。14羽のうち5組のペアができた。
卵を産まない組があったので、DNA鑑定で性別を調べたら、3組が雄同士だった。
「雄・雌」ペアと同じように巣穴をつくり、侵入者を威嚇。
互いにおじぎや首ふりなどのしぐさを見せ、交尾もしようとするという。
動物の同性愛などについて研究する米国の生物学者ブルース・ベージミルさんは、
「ペンギンの同性ペアも不思議ではない。動物の世界も『同性愛』が自然な感情と考えられるのではないか」という。
同園には同性愛者らからペアを引き離さないように求める電話やメールが殺到。
キューック園長は「ペアの仲を引き裂くようなことは絶対にしない」と説明している。
http://www.asahi.com/science/update/0220/002.html