六十五歳以上の運転免許保有者が昨年末現在で約九百二十七万人に上り、
過去最多となったことが十日、警察庁のまとめで分かった。高齢運転者による
死亡事故も増加傾向で、警察庁は安全運転を呼び掛けている。
運転免許保有者は、前年比1・0%増の七千八百二十四万六千九百四十八人。
免許取得可能人口に対する保有者の割合は72・0%だった。
少子高齢社会を反映し、高齢者(六十五歳以上)の保有者は全体の11・8%を
占める九百二十七万千六百八十九人で、若者(二十四歳以下)の七百七十六万
二百八十六人を上回った。百歳以上の保有者は五人で、最高齢は宮崎県に住む
百五歳の男性。
昨年の高齢者による死亡事故は千十九件で、五年連続で千件を超えた。
若者による死亡事故は十年前の四割に減ったのに対し、高齢者は一・二倍以上と
増えている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050211-00000023-san-soci