おおげさに賞賛されながら逆説的な名前を付けられた「CAN-SPAM法
(スパム対策法:Controlling the Assault of Non-Solicited Pornography and Marketing)」
(訳注:「スパムできる」法とも読める)が米国政府によって制定されてから1年が経った。
しかし,全くおかしなことに,同法が2004年1月に施行されて以来,米国内でのスパムの転送量は劇的に増えた。
今や全電子メール転送量の80%を占めるようになり,法律施行前に比べて50〜60%も増加したのだ。
CAN-SPAM法はジャンク・メール(つまりスパム)の増加に歯止めをかけるために作られた。
Microsoftや他の会社がスパムをしている会社や個人を訴えるためにこの法を使ったのに,スパムが増え続けている。
CAN-SPAM法は,現実には特定のルールに従っている限り,スパマーがスパム・メールを出すことを合法化したともいえる。
(Windows IT Pro, (C)2005. Penton Media, Inc.)
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