化粧品最大手の資生堂は4日、池田守男社長(68)が代表権のない会長に退き、
前田新造取締役執行役員(57)が社長に昇格する人事を発表した。
6月下旬に開かれる株主総会後の取締役会で正式決定する。
6月で池田氏は就任から4年を迎え、営業体制の強化や早期退職制度の導入など構造改革に一定のめどが付き退任する。
前田氏はマーケティングや海外事業、経営企画など幅広い経験が買われ、副社長ら執行役員常務以上の14人を飛び越し、抜てきされた。
資生堂は現在、4月からの新中期経営計画を策定中で、新体制で新たな経営目標を遂行する。
記者会見で、前田氏は「売上高や利益を追うだけでなく、社会から信頼される会社を目指す」と抱負を述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050204-00000197-kyodo-bus_all