科学者が研究を進めていくためには、その分野で最高のデータと技術を手にする必要がある。
ところがそれらの大半は、特許で保護されているため、学術研究者や非営利団体の研究者の
多くが行き詰ってしまう。そこで生物学研究に関してオープンソースの方法論を提唱する
オーストラリアの組織『バイオロジカル・イノベーション・フォー・オープン・ソサエティー』(BIOS)が、
知的所有権を侵害することなく、生物学上のデータの取り扱いに関する制約を撤廃することを目指している。
ここで、多国籍企業の米モンサント社といったバイオテクノロジー企業と、BIOSや サイエンス・コモンズなどの
独立系組織の間で衝突が起こる。前者は、法的に生物学情報の使用を認めるか認めないかを判断できるのに対し、
後者は、科学者たちがウェブを通じて、バイオテクノロジーに関する最新の手法に自由にアクセスできる。
イカソース
(WIRED) - 1月31日18時10分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050131-00000005-wir-sci