・都内の路上や公園で、 通りがかった男性2人を ナイフで刺して殺害した
元自衛官の男に対し、東京地裁は 心神耗弱を認め、求刑通り、無期懲役の
判決を 言い渡しました。
元自衛官の藤井智洋(31)被告は、2000年9月、 東京・北区の路上で、
通りがかった 67歳の男性の首や胸を ナイフで刺して殺害し、さらに、
2年後の 2002年7月には、 板橋区の公園で、76歳の男性を同様に
殺害した殺人などの罪に問われています。
藤井被告は、「誰でもいいから 殺したかった」と供述し、 裁判では刑事
責任能力が 争点となっていました。
判決で東京地裁は、「通常ならば、 極刑で 臨むほかはないが、被告は
犯行当時、 統合失調症の症状が 活発になる時期にあり、その残遺症状の
影響で 心神耗弱の状態にあった」 として、求刑通り、無期懲役の判決を
言い渡しました。
http://news.tbs.co.jp/headline/tbs_headline1120864.html