BSE監視の不備を内部告発した政府職員労組幹部に圧力=米国
http://www.jc-press.com/kaigai/200501/012801.htm 米国の消費者団体、パブリック・シチズンは1月26日、BSE(牛海綿状脳症、
狂牛病)の監視体制の不備を内部告発した米連邦政府検査官労働組合(NJC)
幹部の声に耳を傾けるべきだ、とマイク・ジョハンズ米農務長官に要請した。
NJCのチャールズ・ペインター委員長は2004年12月8日、BSEの病原体(異常
プリオン)の蓄積しやすい脳や脊髄などの特定危険部位(SRMs)の除去をめ
ぐって、検査体制の不備に懸念を表明する手紙を米農務省食品安全検査局(
FSIS)へ送った。ところが、検査体制の不備を調べるべきFSISは、突然、
委員長宅を訪問したり、公式に調査しているとの手紙を送りつけたり、
ワシントンDCへ呼び出したりして、圧力をかけた。
(2005年1月28日発信)