子供を薬物中毒にさせた薬剤師に懲役2年
三重県伊勢市の調剤薬局で子供用抗アレルギー剤に精神安定剤を
故意に混ぜ、子供を薬物中毒にさせたとして傷害の罪に問われた、
薬剤師吉田真樹被告(32)の判決公判で、津地裁の大村陽一裁判官は
14日、懲役2年(求刑懲役3年)を言い渡した。
判決によると、吉田被告は02年5月から6月の間、勤務していた
「マイニチ薬局」の2つの支店で精神安定剤を混入、服用した子供4人
(当時2〜9歳)を薬物中毒にさせた。最も症状が重い子供で10日間入院した。
大村裁判官は判決理由で「調剤ミスや接客態度を店長に注意されて逆恨みし、
信用失墜を図ろうと無差別に混入した」と指摘。「幼い子供たちが
犠牲になるのを熟知していながら犯行に及んでおり、卑劣かつ悪質」と述べた。
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