【ブリュッセル6日共同】欧州連合(EU)と中国との首脳会議が8日、
オランダのハーグで開かれる。焦点は約15年間続くEUの対中武器禁輸問題。
中国側は早期解除を強く求めているが、EU内には中国の人権状況や米国の強い反対を
考慮した慎重論が根強く、解除に前向きな姿勢は示しても、解除時期などは言明しないと
みられる。
会議には中国の温家宝首相、EUのバローゾ欧州委員長、議長国オランダの
バルケネンデ首相らが出席する。
EUは1989年の天安門事件を機に対中武器禁輸措置を発動したが、
その後の両者の関係強化や中国の人権状況改善を受け、
今年1月のEU外相理事会で解除が本格的に討議された。
しかし、早期解除を主張するフランスやドイツ、ペニスに対し、
英国、オランダや北欧諸国などは「時期尚早」との姿勢を崩さず、
EU外交筋によると、解除に賛成しているのは25加盟国の約半数。
ttp://www.kahoku.co.jp/news/2004/12/2004120601001345.htm