乳が主成分のＤＶＤディスクを開発

日本ビクターは6日、トウモロコシのでんぷんから合成されたポリ乳酸を主成分として使用した
「環境に優しいDVDディスク」を開発したと発表した。
ポリ乳酸は、トウモロコシなどのでんぷんを用いて合成された植物原料由来のプラスチック。
開発したDVDディスクでは、ポリ乳酸を50％以上使用しており、従来の100％石油を原料にした
ものに比べ、枯渇資源である石油の消費量節減のほか、二酸化炭素排出の抑制に貢献できる
という。しかし、ポリ乳酸は耐熱性が低く、光ディスクの基板として用いると再生する機器内の
温度上昇などでディスクが変形する可能性があった。

今回、同社では独自技術でポリ乳酸を主成分にしながらも、耐熱性に優れた光ディスク用透明
プラスチックを開発。耐熱温度は約55度なので、乗用車内などでは変形する恐れがあるが、
通常の室内での使用には問題ないという。量産技術に問題はないものの、耐熱性の向上のほか、
ポリ乳酸の価格が石油の約3倍であるため、低コスト化が当面の課題。同社は、3年以内の量産化を目指す。

http://www.mainichi-msn.co.jp/it/computing/news/20041206org00m300086000c.html

http://www5.big.or.jp/~otake/hey/kanji/gifmoji/f7/tibusa.gif

前の紙ディスクはどうなった？

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