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６人殺傷の男に無罪判決　心神喪失と福岡高裁那覇支部

　沖縄県佐敷町で２００１年８月、両親や通行人ら６人を刃物で殺傷、殺人罪などに問われた無職の男（２８）の
控訴審判決で福岡高裁那覇支部の窪田正彦裁判長は２５日、懲役３年を言い渡した一審那覇地裁判決を破棄、
心神喪失状態で責任能力はなかったとして無罪を言い渡した。
　判決理由で窪田裁判長は犯行時の病状を「統合失調症の増悪状態」と判断した。
　一審那覇地裁は、男は統合失調症の病状が進行していたと認め、通行人４人の殺傷は「心神喪失」で無罪とした。
自宅で両親に包丁で切りつけたのは「心神耗弱」で限定的な刑事責任能力があったとして、殺人未遂罪の成立を認めた。
検察、弁護側双方が控訴していた。

　判決によると、男は０１年８月１日夜、両親を刺して重傷を負わせた後、包丁とかまを持って自宅を飛び出し、
通り掛かった女性や小学生らに切りつけた。（共同）

ttp://www.sankei.co.jp/news/041125/sha076.htm