元暴走族の交通事故詐欺 「むち打ち」を偽装
元暴走族メンバーが交通事故を装い、保険金約二千万円を詐取した一連の事件で、逮捕され
たメンバーは「むち打ち」を偽装し、札幌市内の病院で保険金申請に必要な医師の診断書を入
手していたことが、道警の二十二日までの調べで分かった。むち打ちは検査でも偽装かどうか分
かりにくいことに目を付けたとみられ、医師もだまされていた。
道警などによると、一連の事件では、札幌市内などの元暴走族メンバー二十五人と同市内の
接骨院経営者が詐欺容疑で逮捕された。
メンバーは昨年三月から同十二月までに、立件されただけで六回の追突事故を偽装。それぞ
れの事故で「ぶつけられ役」三人前後が病院で診断書を入手した後、保険金の支払いを増やす
ため、経営者が逮捕された接骨院で治療日数を水増ししてもらっていた。
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20041123&j=0022&k=200411231063