三菱ふそうトラック・バスは17日、国内でリコール(無料の回収・修理)を届けた緊急性の高い
3つの欠陥により、アジアを中心に海外で15件の不具合が発生していたと発表した。
いずれも今年5−10月に同社に情報が届いており、それ以前は「不具合や事故はない」としている。
発表によると、クラッチを覆うクラッチハウジングの破断、亀裂が台湾とマレーシアで計13件。
ハブの亀裂による路上故障とバスのプロペラシャフト破損が中国とトルコで各1件。いずれもけが人はないという。
省略
三菱ふそうは当初、記者会見で「(販売戦略上)不具合情報は企業秘密」として、不具合が発生した国の公表を拒否。
その後、一転して「(数字を)信用してもらうためにも公表すべき」との判断で国名を明らかにした。
しかし、同社は報告が上がっていない分について「不具合があれば情報が寄せられるはずでこれ以上の調査は困難」
と述べ、不具合や事故がほかにないかどうか、調べる考えはないとした。
ttp://www.sankei.co.jp/news/041117/sha094.htm