追い越し車線に停車、常磐道事故で運転手の実刑確定
運転を巡るトラブルから高速道路の追い越し車線にトレーラーを止め、5人が死傷する
事故を誘発したとして、業務上過失致死傷罪に問われた運転手、皆方幹男被告(52)の
上告審で、最高裁第三小法廷(藤田宙靖裁判長)は21日までに、被告側の上告を棄却
する決定をした。懲役2年8月の実刑とした1、2審判決が確定する。
1、2審判決によると、皆方被告は02年1月12日朝、常磐道下り線で、乗用車を運転して
いた自動車販売業、榊山博之被告(33)=1、2審実刑、上告中=と運転を巡ってトラブル
になり、追い越し車線上にトレーラーを停車。榊山被告と殴り合いのけんかをした後、
後方から走ってきたワゴン車が停車中のトレーラーに追突、4人が死亡、1人が重傷を負った。
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20041021AT1G2100K21102004.html