米作りを通して生きる力を学んでもらおうと、寒川町小谷の町立小谷小学校(横山孝之校長)の五、六年生百四十五人が田植えを行った。
田植えは一年間通して米作りを行う総合的学習の一環。農作業の実体験を通して、毎日の食事や稲の生育、地域の特徴などについて総合的に学ぶのが狙い。
もみから育てた苗を手に、児童らは恐る恐る田んぼに足を入れた。「沈む」「ぬるぬるしている」と泥の感触に歓声を上げながらも、地元農家の指示の下、
丁寧に植え付けていった。
初めての体験に同校五年の保坂桃恵さん(11)は「慣れると泥の感触が気持ちよかった。お米を収穫して、食べるのが楽しみ」と話していた。
http://www.kanagawa-np.co.jp/news/nw040617.htm#local08