【フィリピーナ】外国人労働者受け入れ拡充「看護」「介護」で検討【FTA】
政府が六月初旬に閣議決定する「経済財政運営と構造改革に関する基本方針」(骨太の
方針第四弾)の原案に、フィリピンなど東南アジア諸国との自由貿易協定(FTA)
交渉で最大の焦点となっている看護、介護分野などでの外国人労働者受け入れ検討が
明記されることが二十六日、明らかになった。
受け入れを検討するのは、フィリピンなどが外貨獲得のため強く求めていることや、
少子高齢化で国内での人材が不足する恐れがあるため。実現すれば近い将来、病院や
自宅でフィリピンやタイ人の看護師やホームヘルパーに介護をしてもらう場面も出て
きそうだ。
小泉純一郎政権の構造改革の大方針である骨太方針に盛り込まれるため、交渉相手国
に対し日本政府が受け入れに前向きとのメッセージを伝えることになる。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20040527/mng_____sei_____002.shtml