菅氏とバチカン大司教が会談 「宗教間対話が大きなきっかけになる」
民主党の菅直人代表は3日午前(日本時間3日夕)、宗教間対話による国際平和の推進に
取り組むローマ法王庁(バチカン)諸宗教対話評議会議長のフィッツジェラルド大司教と
ローマ市内で会談し、中東和平実現に向けて国連の強化が必要との認識で一致した。
大司教は、イスラエルに制裁措置などをとれない国連の現状に「必要なのは強い国際的な権威だ」
と不満を表明。国連改革に向けて「欧州連合(EU)が大きな声を上げていくことが課題だ」と指摘。
菅氏はこれに同調すると同時に、パレスチナ問題に関して「宗教間対話が(問題解決の)大きな
きっかけになる」とバチカンの一層の関与を要請した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040503-00000122-kyodo-pol