【高級紙】ルモンドが自己責任問う声を批判
仏紙ルモンド、人質事件で自己責任問う声に皮肉
19日付の仏紙ルモンドは、イラクでの邦人人質事件で「自己責任」を問
う声が日本国内で広がっていることを紹介した。「人道的価値観に駆り
立てられた若者たちが、死刑制度や厳しい難民認定など(国際社会で)
決して良くない日本のイメージを高めたことを誇るべきなのに、政治家
や保守系メディアは逆にこきおろしている」と皮肉った。
同紙は17日、人質事件について「外国まで人助けに行こうとする世代
が日本に育っていることを示した」と好意的に論評していた。
19日付の記事では、解放された人質が「今後も活動を続けたい」と発
言したのをきっかけに、謝罪や費用弁済を求める「無理解と激高の怒
声」が広がっている、と紹介。「社会秩序を乱した者は後悔の念を示さ
なければならないのが日本の習慣」と説明した。
(04/20 10:14)
http://www2.asahi.com/special/jieitai/houjin/TKY200404200125.html