中国新聞が「嫌韓」について語る

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792記事のつづき
それは若者ばかりでなく、あらゆる層に広がる。
例えばカジュアルな服装を好むが収入は多い、新しい知識層。
「彼らは一件、とても柔軟でスマートだが、自分たちとは異なる層への警戒心が強く、
安全の確保に熱心。やはり日本は強い国であってほしいとか、
他国にヘコヘコしていてはダメだという意見が、あっさりと出てくる」

戦後社会が形作ってきた理念と、その歴史的な由来を、
すべて切り捨てるところに生まれる”フラットな現実主義”。
「愛国」の気分の向こうに、今の社会の不確かさが透けて見える。
(敬称略・金子直史=共同)