中国新聞が「嫌韓」について語る

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789記事のつづき
荷宮はそこに、社会に広がる「負け組」の不安を見る。
「自分をひとかどの人物と思いたいがため、自分より弱い存在をけなし強さを気取る。
そこから露骨な差別主義、強い日本にあこがれる心理が出てくる。
従来のような素朴な反戦思想を一言でも言えば、非国民扱いされかねない空気が十万している」

社会の階層化に伴う現実の希望のなさ。
「平和」や「民主主義」といった理念は、この生きにくい社会を生んだ”空念仏”にすぎないという意識が生まれていく。