★女子短大生焼殺で無期懲役 「殺人前歴なし」死刑回避
・静岡県三島市で2002年1月、通りすがりの上智短大1年山根佐知子さん=当時(19)=
を襲い、火を付け殺害したとして、殺人罪などに問われ、死刑を求刑された元建設作業員
服部純也被告(31)の判決公判で、静岡地裁沼津支部の高橋祥子裁判長は15日、
「残虐極まりないが、過去に殺人などの罪を犯していない」として無期懲役を言い渡した。
被告が少年時から再三更生の機会を与えられていたことに着目し「今後、矯正教育を
継続しても犯罪性向を改めさせるのは困難と推測され、極刑をもって臨むことも理由
なしとはいえない」と指摘した。
しかし死刑の適用については(1)殺人など人を傷つける前科がない(2)周到な計画に
基づく犯行でない(3)幼少期の劣悪な生活環境は量刑上考慮されるべきだ−−とし
「死刑をもって処断することは、ちゅうちょせざるを得ない」と結論づけた。(一部略)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040115-00000093-kyodo-soci