歌手大至 地元で“土俵入り”
県民まつりで美声披露
今年六月に日本相撲協会を退職し、歌手に転身した、日立市出身で、
元大相撲前頭「大至」の大至伸行(本名・高野伸行)さん(35)が十八日、
県庁で開催中の大好きいばらき県民まつりで、「角界一の美声」を披露した。
相撲甚句からポップスまでレパートリーも幅広く、異色の経歴を持つ
郷土出身歌手に観客から温かい拍手が送られた。
日立市で電器店を営む一家の三男として一九六八年に生まれた大至さんは、
相撲好きの父、相撲甚句を愛好する母の影響を受けて育ち、市立成沢小三年生の時に、
本格的に相撲を始め、県大会で優勝するなど実力を発揮。市立多賀中卒業後に
押尾川部屋に入門、初土俵から約十年後の一九九四年七月に新入幕を果たした。
頭からぶつかる押し相撲を得意とし、二〇〇二年三月に引退、最高位は前頭三枚目、
幕内在位は二十三場所だった。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news001.htm