街頭放映相次ぎ断念 福岡市の商業施設
福岡ダイエーホークスが出場する日本シリーズで、
試合の街頭放映を中止する動きが福岡市の商業施設で相次いでいる。
主催する日本野球機構が「一切禁止」の見解を打ち出したためで、
ホークスのパ・リーグ優勝を街頭中継してきた西鉄福岡(天神)
駅のソラリアステージ広場、
博多大丸のパサージュ広場、キャナルシティ博多は十四日までに放映を断念した。
街頭での盛り上がりを期待していた地元ファンからは、失望の声も出そうだ。
日本野球機構によると、同シリーズは、同機構と独占放映契約をしたテレビ各局が、
高額の放映権料を機構側に支払って中継する。
同機構は「地域に配慮して街頭放映を黙認してきたが、実施施設が増え、
放送局の権利保護や治安の関係上、今年は一切認めない」(コミッショナー事務局)と説明する。
ただ、野球機構の見解は明文化されておらず、放映準備を進めている施設も少なくない。
関係者には「今年に限って急にだめといわれても、釈然としない」との不満も広がっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031015-00000020-nnp-kyu