【ボクシング】トリプル世界タイトルマッチ【10月4日】
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WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ
アレクサンデル・ムニョスvs本田秀伸
ムニョスのレコードは24戦24勝24KO。まさにパーフェクトレコードです。
24連続KO勝ちは、WBAの本部があり数多の名王者を輩出してきたべネズエラにおいても
史上単独の国内記録だそうです。昨年、日本のセレス小林をKOして奪った王座の、今回が2度目の防衛戦です。
対する本田は西岡とともに「もっとも世界に近い男」と期待されつづけている選手です。KOパンチャーのムニョスに対し
こちらの本田は抜群のディフェンス技術を誇るテクニシャンです。現世界王者徳山とスパーで互角以上に渡りあい、その経験からか
このムニョス戦、徳山は「6−4で本田有利」と見てるそうです。
自分の防御技術には自信があるようで「(ムニョスの)パンチは確かにありますね。でもあれが俺に当たるのかな、とは思いますけど(笑 」
と笑いとばす自信家でもあります。まさに強打のKOパンチャーvs日本屈指のディフェンスマスター!
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38:03/10/03 08:47 ID:AbYhZ4Oa
WBA世界バンタム級暫定王座決定戦
戸高秀樹vsレオ・ガメス
この試合はまさに因縁の試合です。2000年、当時WBAスーパーフライ級王者だった戸高が
このガメスにKO負けし(自身初のKO負けでした)、王座を追われているのです。顎の骨折というオマケをつけて。
敗因は試合前から患っていた、目の故障、眼筋麻痺にありました。「目さえ普通だったらガメスなんて全然問題ない相手だった」
悔しさまぎれにうそぶく戸高に絶好のリベンジに機会が訪れました。「世界戦云々じゃない。プライドにかけてガメスに勝つ。
アバラの2、3本でも折ってやる気持ちです」負けたら引退、しかし負けるわけがない、と豪語する戸高の、男の意地にかけた試合です。
対するガメスにとっては勝てばミニマム級から5階級制覇になります。
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38:03/10/03 08:59 ID:AbYhZ4Oa
ノンタイトル・スーパーライト級10回戦
佐竹政一vsリチャード・レイナ
佐竹は東洋王座を9回防衛した攻防兼備のボクサータイプで、ディフェンス技術にかけては
先に挙げた本田と国内1、2を争います。
あの畑山隆則と死闘を繰り広げた坂本博之にKO勝ち、畑山と引き分けのリック吉村には大差判定勝ち。
Sライトという日本では中重量級に属する、層の厚いこの階級で久々に世界を狙えるホープといえます。
その佐竹にとってボクシング人生過去最大の試練がこの試合。相手のレイナはアマで170戦以上(164勝)
プロでは13戦全勝12KO。佐竹が「日本のホープ」なら、レイナは世界レベルでホープ視されている選手。
レイナとマネジメント契約を結ぶ帝拳サイドは、レイナの世界へのテストマッチの意味もあって組んだのかも知れませんが
もし佐竹が勝つようなら「佐竹の世界挑戦を全面的にバックアップする」と約束しているようです。
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38:03/10/03 09:09 ID:AbYhZ4Oa
ノンタイトル・ライト級10回戦
リック吉村vs長嶋健吾
ともに1度は世界挑戦に失敗したもの同士、敗北はスターダムからの脱落を意味する
まさにサバイバルマッチです。
リックは22度の日本タイトル防衛後、当時のWBAライト級王者畑山隆則に挑戦、大善戦も引き分けで涙を
飲みました。その後佐竹政一の東洋王座に挑戦も完敗。37歳定年制という日本独自のルールにより引退を余儀なく
されましたが、ルール緩和により、今回の再起となりました。
長嶋は元日本と東洋の王者。三谷、平仲、渡辺と「世界戦経験者」を3タテにしたこともあります。
そして昨年、かつて辰吉との死闘の末、バンタム級世界王座を奪われたことのある、シリモンコンとSフェザー級の世界王座決定戦。
結果は2ラウンドKO負け。しかし長嶋は再起を選びました。
世界戦線にかろうじて生き残るか。完全脱落か。まさに「負けられない」両者の対戦です。