明倫中マット死控訴審 「死因は他殺と推定」、新たな鑑定書を提出
このような児玉家に対する妬みや反感も多かった。
家の塀には「ころしてやる」と落書きされた。
生意気だという近所の老人もいた。
児玉家を貶めるための、根も葉もないデマがまことしやかに囁かれた。
事件に対して、「あそこの育て方なら当然」という近所の主婦の声もあった。
容疑者の身内の子どもたちは、児玉家の玄関前で有平君の妹をとりかこみ、
「兄ちゃん殺されてうれしいか」 と罵った。
(1995年 『季刊 人間と教育』第7号、労働旬報社: p.70−82より)